2012年2月 のアーカイブ

第11回岡山緩和ケア薬剤師カンファレンス  2月19日(日)

緩和ケアにおける薬剤師の役割について、薬局薬剤師の立場からと題して原尾島店二階堂崇が発表致しました。

 
薬剤師も在宅へという言葉を耳にするようになりましたが、まだまだ薬剤師の在宅活動は一般認知されていません。
チーム医療の一員となるため、薬の責任者としての意識を胸に、確固たる姿勢で臨む必要性を訴えています。
当然単なる配達ではありませんので、医師や看護師等と連携をとりながら、こまやかで積極的な介入が必要です。


より良質な医療を提供するために、今後は薬薬連携の確立も課題となっています。
携帯電話で24時間対応のシビアな業務ですが、やりがいを感じながら日々邁進しています。

2月25日窓口レベルアップ研修 in岡山あけぼの店会議室

今回の研修では「疥癬」と「前立腺がん」について、ロールプレイをまじえて検討・発表を行いました。

 
「疥癬」は稀な症例ではあるものの、集団発生する可能性のある感染症です。
近年内服薬が保険適応になり新たな治療法が確立されており、薬局での対応もありうる事から議題となりました。

「前立腺がん」の内服治療薬は、薬局で扱う機会の多い抗がん剤と言えます。
ただ用法を伝えお渡しするばかりではなく、起こりうる副作用や治療の意義を説明し患者様の背景を理解するための練習の場となりました。

 
私どもの窓口レベルアップ研修では、各グループに①進行役②書記役③発表者④ロールプレイでの薬剤師役と、全ての参加者が何らかの役割を担います。
サンヨー薬局では責任を持って患者様に対応する薬剤師の育成を目指しています。

岡山市の中学生が調剤薬局 職場体験

平成24年2月16日17日の2日間、岡山大学附属中学校の2年生5名が、職場体験として、あけぼの店に来てくれました。

 

1日目は、お菓子を使っての一包化、ジュースを使っての水剤調整、フレーバーを使っての散剤計量分包、と疑似的ではありますが、調剤体験もしてもらいました。

将来、薬剤師や医療関係の仕事に就きたいと思っている生徒さん、病気や薬局の仕事に興味をもって来られている生徒さんだったためか、皆さんキラキラした目で、積極的に体験してくれました。

2日目には緊張もほぐれてきて、質問してくれる生徒さんも増え、中にはグレープフルーツとの相互作用について聞いてくる生徒さんもいました。ビックリです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

数年後、サンヨー薬局で一緒に仕事ができるなんてことがあったら、とても素敵だなと思います。

 

第8回 緩和医療に関する集中セミナーin香川

平成24年2月18日(土)アルファあなぶきホール(香川県県民ホール)にて開催された中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアム「第8回 緩和医療に関する集中セミナーin香川」に参加しました。

今回のテーマは
講演1 がん性疼痛マネジメントの実際
講演2 オンコロジー・エマージェンシー
講演3 苦しみと緩和の臨床人間学~実存的苦悩へのアプローチ~
講演4 がん性疼痛に対する神経ブロック
講演5 がんに伴う神経障害痛―その機序と薬物療法―
でした。 

講演2はオンコロジー・エマージェンシーについての話で、化学療法と緩和ケアを同時に実施することが多い現在の医療現場では知っておかなければならない内容の1つでした。特に、造血器腫瘍ではよく知られている腫瘍崩壊症候群(TLS)では「TLSによる高尿酸血症の予防にアロプリノールを服用すること」「高尿酸血症が発生した場合、ラスブリカーゼ(尿酸オキシダーゼ・尿酸分解酵素:メイラード反応、抗ラスブリカーゼ抗体、溶血性貧血G6PD欠損症注意)を使用する」ということを新しく学びました。
講演3のスピリチュアルケアの講演は患者様と接するときに「今自分がどういった行為を話の中でしているのか」を理論的に分析した講演でした。こういった講演は聞きたくてもなかなか聞けない話なので貴重な時間となりました。
講演4は、がん性疼痛に対する神経ブロックについてでした。「stepにかかわらず考える」「薬剤の量を減量できる」など私が普段知ることができない診断の話や、薬剤も選択肢の1つであることを再認識できました。 

チームの中で活動することは、多職種で方向性を統一して活動するということだと考えています。全般的な話の内容を把握・共有でき、薬剤の話は薬剤師が専門性を発揮しなければならないと強く感じた講演会でした。

毎日新聞に記事が載りました。

サンヨー薬局和気店で薬剤師をしている武蔵仁と申します。

昨年4月初旬、岡山県薬剤師会・岡山県医師会を通じて宮城県石巻市でボランティア活動をしました。
震災からちょうど一カ月であったため、避難所には沢山の被災者の方がいらっしゃった頃でした。

「仮に岡山県で災害が起こったときに、その時の経験から薬剤師として何か市民の皆さんに提案出来る事がありますか?」
というテーマで、毎日新聞から取材を受けたのが先週末の事でした。

被災地では自分の普段飲んでいる薬がよく分からないといった事例が多々ありました。
①お薬手帳を持っておく事
②薬剤を財布に入れておく事
③携帯電話で写真を撮っておく事
などを和気店にいらっしゃる患者さんや地域のお薬講座でお話している事を記者に話し、その事が今回記事になりました。

震災からもうすぐ一年が経ちます。
サンヨー薬局では毎月社内で集めた募金を被災地に送り続けています。
医療健康に携わる者として、今後も出来る事をしていきたいと思っています。

新規抗凝固薬イグザレルトについて 平成24年2月全体研修

平成24年2月2日(木)サンヨー薬局グループ全体研修が行われました。
今回は発売が間近な新規抗凝固薬「イグザレルト」についてバイエル薬品を講師に迎え講演していただきました。

基本的な病態の説明から始まり、臨床試験の結果を踏まえた開発の経緯を分かりやすく教えていただきました。

ワーファリンのようにPT-INRを測る必要がなく食品との相互作用を気にしなくてよい本剤は、心房細動の既往がある患者の脳卒中予防に大変有益だと考えられます。
また一日一回一錠で済む事も大きなメリットです。

効果の発現が早い一方消失も早いため、飲み忘れると十分な薬効が期待できない事をしっかり患者にお伝えするのが大切だと感じました。

サンヨー薬局では薬の安全な使用のために、新薬の勉強会などを定期的に実施しています。

1月28日窓口レベルアップ研修 in岡山市あけぼの店

今回は、定例の症例検討ではなく、“医療安全”をテーマにした研修でした。

インシデントの分析方法は色々な手法がありますが、今研修では航空会社等でも用いられている“RCA”による分析に挑戦しました。
最初に講義を聴き、その後グループ毎にディスカッションをして分析し対策立案までを行いました。短い講義でしたが、全グループ的確に分析し、ヒューマンエラーではなくシステムエラーを標的として対策立案することができました。
エラーは人間と切り離すことはできませんが、我々の職種はエラーが人命に直結することを肝に命じ、エラープルーフ(エラーが仮に起きたとしても、致命的になる前に未然に防げる仕組み)を策定していくことが大切です。

サンヨー薬局は全職員で医療安全文化を根付かせていきます。
 

 

第29回岡山県病院薬剤師会癌薬物療法研究会

平成24年1月21日(土)岡山コンベンションセンター3Fにて開催された「第29回岡山県病院薬剤師会癌薬物療法研究会」に参加しました。

今回は緩和ケアを中心とした内容で、大きく分けて薬物療法と非薬物療法といった構成でした。先週の第10回Cancer Seminar合同講演会で非薬物療法の放射線療法について聞いていたので、非常にスムーズに講演を聞くことができました。特に内用療法に属する「メタストロン注」の話は知っておかなければならない話で無理して参加した甲斐がありました。薬物療法の分野ではラピッド・タイトレーションの話があり、フェンタニル注を痛みがなくなるまで短時間にレスキューとして用いて、 その用量からオピオイドの適切なベース量を決定し、速やかな導入を図るという手法が紹介されました。

また最後に「ターミナルの患者様にしてあげられることは少ないですが、いつも訪問している人が来てくれることが治療です」という言葉が講演の先生からありました。ターミナルのがん患者様に限らず、在宅で療養されている方からすれば、『心を開いて話ができる人・心を許して接することができる人』の存在が非常に大きいことを再認識し、明日からの仕事につなげていこうと思った講演でした。