2012年3月 のアーカイブ

岡山 御津医師会 認知症講演会参加

『スウェーデンの認知症高齢者ケア』
平成24年3月28日(水)  岡山コンベンションホール
主催:社団法人 御津医師会 
講演:インゲ・ダーレンボルグ女史


スウェーデンの高齢者福祉の指導的役割を担って活躍されているインゲ・ダーレンボルグ女史が
認知症ケアの普及活動のため17回目の来日・講演をされました。

認知症の患者様に一律の介護をするのではなく、個人に添った個別ケアが必要。
(ある患者様に子供のぬいぐるみを渡しただけで、症状が改善した例もある)
そのためには、観察→記録→解析→実践 のステップを踏むことが重要である。
高齢者(患者様本人)・介護職員と家族・環境 の連携を整えなくてはならない。
勿論、職種間の連携が必要なのは、言うまでもない。
スウェーデンでは正看護師の権限が大きく、チームの要を担っている。
サービスとは、患者様の自立生活の手助けになることが重要。
要介護者が自立生活するために必要なサービスの見極めとフォローが重要(ニーズ査定)。
その際、他職種、家族からの情報収集と分析が欠かせない。
全てをしてあげるのではなく、個人の残存能力を尊重するケアをするべき。

スウェーデンでは、日本に比べて認知症に対する知識が一般に広く浸透している。
例えば、家族に認知症があるので恥ずかしい、という感覚は無く、地域ぐるみでケアするのが当然である。
日本では認知症サポーター制度も今後期待される。
 http://www.pref.okayama.jp/page/detail-14886.html
偏見のない、無垢な小学生への告知活動なども有効である。

物盗られ妄想、ドールセラピー用の補助器具の紹介等もあり、患者様に向き合う際に為になる講演でした。
補助器具の扱い :タムラプランニング http://tamurakikaku.co.jp/

岡山プライマリ・ケア学会第19回学術大会

平成24年3月20日(火・祝)岡山衛生会館にて開催された岡山プライマリ・ケア学会第19回学術大会に参加・研究発表してきました。
大会テーマは「地域包括ケアの時代~多職種で築こう強い絆~」でした。
テーマの通り地域での活動を中心にされている医院・歯科医院・調剤薬局・訪問看護ステーション・小規模多機能型施設・県職員(健康推進課)・包括支援センターなど様々なところからの参加、発表がありました。

今回私は「ITを利用した情報共有の取り組み~薬局薬剤師の立場から~」という研究発表でした。
概要は、地域で患者様・利用者様によりよい医療・介護を提供するために、持続的に運用可能な情報ネットワークシステム(低コストで簡素なシステムを利用)を構築するといった内容です。
質疑応答では、医師、歯科医師の先生方から「こういったシムテムを県単位で早く進めてもらいたい」「歯科と薬局の連携も進めていければ」など助言、アドバイスを頂きました。

実際仕事で運用していくと、薬局にいるだけでは入ってこない情報も入り包括的に患者様にアプローチできると実感しています。

先日の臨床腫瘍薬学研究会学術大会2012でもホットな話として1つのセッションが設けられていました。
岡山県でも情報ネットワークシステムの導入が検討されており、近い未来に医療機関・介護施設での情報のやり取りが可能になると思っています。
情報のやり取りができるようになるまでに、IT機器の利用に取り組んでおく必要があるのではないでしょうか?
                                           

臨床腫瘍薬学研究会学術大会2012

平成24年3月17日(土)18日(日)、東京虎ノ門にある日本消防会館にて、臨床腫瘍薬学研究会学術大会2012に参加してきました。

薬剤師の在宅進出が叫ばれる中、我々調剤薬局の薬剤師が癌治療に携わる機会は必ず多くなるものと思われます。
その為には個々の薬剤師が十分な癌治療の知識を持っていないとなりません。
また病院と調剤薬局の連携は必須だと考えられます。
癌治療薬の基礎的知識を学習し、さらに最新の癌治療を学び、病院との連携を考える絶好の機会を得た充実した学術大会となりました。

今大会の実行委員の皆さんは30代40代を中心とした若い先生方であった事に驚きました。
懇親会に出席しましたが、会場を埋めつくさんばかりの人で大変な盛り上がりでした。
また特別講演ではタレントの山田邦子さんが自身の乳がんの体験を笑いと感動を交えて語って下さいました。

在宅療養支援薬局研究会理事長狭間研至先生の講演は何度聞いても圧倒されます。
これからの薬局の在り方、薬剤師の有るべき姿の為に研鑽を積まねばならぬと発奮させられました。

サンヨー薬局は今後も積極的に学会に出席し、得た知識を患者様に還元します。

平成24年度調剤報酬改定の概要 3月全体研修

3月8日に行われた全体研修は、4月に迫った調剤報酬改定についての勉強会でした。

今回の改定において国が重点をおいている点は①在宅薬剤管理指導業務の推進や薬局における薬学的管理及び指導の充実②後発医薬品の使用促進です。

医療費に関わる費用が年々増加している中
なるべく在宅で患者様をケアしていく事、
お薬手帳を上手に使い薬剤を安全に使用して頂く事、
ジェネリック医薬品を皆様に勧め適正な医薬品使用を推し進めていく事、
が、これからの日本の医療の目指す所ということです。

そのような大きな変革の流れの中で薬剤師の活躍の場はさらに広がる事と思われます。
サンヨー薬局ではこの度の改定をスタッフ全員が十分に理解し、より良いサービス提供に努めます。

お薬手帳

先日、青野社長より電話があり「お薬手帳の重要性」と「お薬手帳を含めた今後の医療の流れ」についてご指導いただきました。実際、東日本大震災で「お薬手帳」を持っておらず困った方が多数いたのは今でもよく覚えています。
今回の診療報酬改定(予定)では「お薬手帳の重要性」に重点が置かれているのがよくわかりました。

関連するのは<薬剤服用歴管理指導>です。
1.投薬に係る薬剤の名称、用法、用量、効能、効果、副作用などを文書等で患者さんに提供し説明を行う
2.さらに必要事項を「お薬手帳」に記載(投薬に係る薬剤の名称、用法、用量、その他 服用に際して注意すべき事項を記載)
3.投薬された薬剤のうち服用していないものの有無を含めた残薬の確認を行う
4.さらに後発医薬品に関する情報(有無及び価格に関する情報)を患者さんに提供する
以上1~4のことを満たさなければなりません。

国は個人で医療情報を管理するためのツールの1つとしてお薬手帳を使いなさいね、ってことですよね。
ここまではいろいろなところから資料などが届いているので、皆様理解されていることだと思います。

今回のブログへアップしようと思ったのは青野社長からの「お薬手帳を含めた今後の医療の流れ」の話が大変興味深く、たまたま手に持っていた資料とリンクしたからです。

2012年2月13日、内閣の「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)」会合での資料で、日本薬剤師会が作成しています。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/iryoujyouhou/dai12/gijisidai.html
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/iryoujyouhou/dai12/siryou7.pdf

実はこの中でICカード搭載携帯電話やQRコードを使い、ICカードや携帯電話を現在の「お薬手帳」にしてしまおうといった内容です。

実際QRコードを携帯で読み込みTXTファイルとして保存できますので、近未来の「お薬手帳」をぜひ体感してみてください。処方箋へQRコードが記載されているのであまり珍しいものではないかもしれませんが、きっと感動することと思います(笑