2012年5月 のアーカイブ

第20回緩和ケアフォーラムin岡山

平成24年5月30日に開催された「第20回緩和ケアフォーラムin岡山」に参加してきました。
今回は「進行性神経筋疾患の終末期ケア」という一般演題があり、在宅終末期の講演会がんターミナルの講演会という概念が強かった私としては大変考え方の広がった聴講となりました。

具体的には
神経筋疾患の終末期は・生命に関わる症候が出現し始め、・延命につながる医療処置を選択しないと決定した時期から始まり、・期間は、疾患や個々人により、大きく異なる。
#医療処置の選択は、患者自身の意思が原則であり、変化することをつねに考慮して対応する必要がある
生命に関わる症候 : ⑴換気不全⑵気道クリアランスの障害⑶循環不全⑷経口摂取困難

呼吸補助を希望しない患者の終末期ケアー2002年日本神経学会ALS治療ガイドラインよりー
・苦痛緩和を最優先
・薬物療法は基本的には癌に準ずる
 呼吸困難(感)に対し、オピオイドの投与、ジアゼパムやミダゾラムの非経口投与
 疼痛に対して、鎮痛消炎薬、弱オピオイド、強オピオイド、抗鬱薬の投与。
 (弱オピオイドはskipすることが多い。呼吸苦にはモルヒネ使用、クロルプロマジンも有効)
という内容で、がん性疼痛以外にもオピオイドを使用することや、呼吸困難(主観的な症状)・呼吸不全(客観的な病態)のため弱オピオイドはskipし強オピオイドを使用するケースが多いことを学びました。

教育講演の「疼痛コントロールとしての硬膜外麻酔の効用について」は痛みの伝わり方と硬膜外麻酔についてという内容でした。在宅患者では管理が難しいということでしたが、オピオイドの投与量が増えすぎていたり、とりあえず除痛といった時には有用であり、病院内での緩和ケアについて理解を深めることができました。

また、「緩和ケアフォーラムin岡山」ホームページが立ち上がったという話がありました。定期的にチェックしていこうと考えています。
http://www.med-gakkai.com/kanwa-okayama/
                                                        

在宅・施設対策検討会「困った時の栄養補給」クリニコ 

26日土曜日、サンヨー薬局あけぼの店会議室にて在宅・施設対策検討会を行いました。
今回は株式会社クリニコの担当者を講師に招いて、栄養剤について勉強しました。

在宅や施設を担当していると、低栄養の方、褥瘡の方、摂食・嚥下障害のある方、下痢や便秘に悩まされる方などに出あう機会が多くあります。
そのような患者様が専用の栄養補助食品をすでに使用なさっている場合もあれば、特に在宅では何か良いものがあればご提案したいと思う場合もあります。
今回の勉強会では、各々の症例にどの栄養剤が適しているか分かりやすく説明して頂きました。
また各商品のサンプルを頂いたことで、口に入れた時の味や感触を実感できたのは貴重な経験でした。

サンヨー薬局では薬剤のみならず在宅・施設に関わるあらゆる事象に対して研鑽をつむべく、今後も定期的に研修会を行います。

市民講座(介護予防教室)講演

『くすりの上手な付き合い方・くすりの基礎知識』

2012年5月28日(月) 岡山市立岡西公民館
主催:岡山市北区中央地域包括支援センター
講演:田原昭仁

 

 

 

 

 

 

 

講演内容は、後発品とは何なのか、どうして推奨しているのか等の、身近な疾患と薬のお話。
さらに、お薬手帳を持つことの意味、保険証の提示を求める意味もお話ししました。

薬の飲み方から相互作用や副作用に対する誤解や注意点、サプリメントをどのように摂るのが良いか・・
安全に薬を飲むためのアドバイスもいたしました。
サンヨー薬局にはオリジナル商品の取り扱いがあり、サプリメントアドバイザーがいることもPRしました。

また、サンヨー薬局は在宅医療を得意とする薬局であり、居宅介護支援事業所や福祉用具部門を持ち、社内で
も社外とも連携を取ったサポート体制があること、など時間をかけてお話ししました。
さらには、ボランティア活動や募金活動などにも積極的に動いていることもアピールしました。

最後に皆さんお疲れなので、面白おかしく「薬にまつわる、嘘のような、本当の話」をカミングアウトしました。
参加者は約25名、講演の持ち時間は2時間でしたが、質問も多数いただき、時間オーバーするほどの反響でした。

 

薬のことで聞きたいこと、相談したいこと、在宅・福祉用具のことなど・・
専門の担当者がいるので、医療・介護・福祉関係の相談があればサンヨー薬局へどうぞ、とお話ししています。
もし、皆様のところへ相談に来られたら、対応をよろしくお願いします。

こんな機会を頂ければ自分たちのアピールにもなるので、今後も依頼していただける薬局であり続けましょう!

不眠症治療薬ルネスタについて 平成24年5月全体研修

平成24年5月10日サンヨー薬局全体研修を行いました。

今回はエーザイ株式会社の新しい不眠症治療薬「ルネスタ」について学びました。
国民の5人に1人が「睡眠で休養がとれていない」「何らかの不眠がある」と回答するなど、国民病ともいえる不眠症。
慢性的な不眠は労働や学業に大きな影響を与えるばかりか、昨今では寝不足が原因とも言われる痛ましい交通事故の報道を耳にします。
日々の適切な睡眠がより良い社会生活の為に重要である事は間違いありません。

今回の研修で学んだ「ルネスタ」は従来型の睡眠薬の改良型であり、寝付きが悪いタイプ、途中で起きてしまうタイプいずれにも有効です。
また翌日まで薬の効果が持ち越す可能性は低く、安全に使用できる特徴もあります。
ただし、苦みを感じたり、めまいや頭痛の報告もあるので、初めて服用する患者さまにはよくよくこの薬の特徴を伝えなければならないと感じました。