2012年10月 のアーカイブ

青野 章 社長 63回目のお誕生日 おめでとうございます!

平成24年10月27日 
1日早いのですが、我らが青野社長の誕生日をお祝いする会を催しました!

 

 

 

 

 

 

 
 

青野社長がまったくのゼロから調剤薬局を始められて19年、色々なご苦労があったかと思います。
それを表に出さずに、我々社員を常に叱咤激励して、常に前を向かせていただけるパワーは、まだまだご健在です。

 

 
 

 

 

 

 

 

社員一同、いつもいつでも感謝の気持ちで一杯です。
日頃はなかなか言えないその想いを、ささやかながらお伝えできたでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

青野社長、これからもお元気で!!!

社員一同より

第13回岡山緩和ケア薬剤師カンファレンス

10月21日第13回岡山緩和ケア薬剤師カンファレンスに参加しました。
久しぶりの参加でしたが(毎回参加したいんですが、日程調整が合わないことが多くて‥)、非常に討論が盛り上がりいろいろ勉強になりました。
先日の日本緩和医療薬学会での話も上がっていました。

◎今日の症例で持って帰った宿題?は在宅移行について
経過(略)
○患者さんが「家に帰りたい」(入院中)
処方内容の一部(内服省略)
・塩酸モルヒネ注50mg 持続皮下注射 0.20ml/h 疼痛時0.2mlフラッシュ
・リドカイン静注用シリンジ 1筒 持続皮下注射 0.40ml/h
・ロピオン静注50mg 1アンプル 8時、20時
・ラシックス注20mg 1アンプル 朝、昼
・フィジオ35輸液500ml 1パック
在宅で持続皮下注2台はいろんな意味でさすがにしんどいと考えるのですが(結局帰れなかった事例)、皆さんどう思われますか?
「やはり家に帰りたいという患者様の希望・ニーズに答えて行くのが、私達の仕事だ」というのが私見です。さらに、こういったニーズがあることを把握して、どういったふうに対応していけるか?
今後も在宅・施設対策検討会でいろいろ議論していきたいと思います。

ちょっとひと休み 最近の釣果PARTⅢ

 

                             渡り蟹

介護予防教室講演

「知って得する薬の話」

平成24年9月28日 吉備中央町社会福祉協議会老人福祉センターふれあい荘
主催:吉備中央町地域包括支援センター
講演:井手 良太

地域包括支援センター長より健康教室の依頼があり、地域の皆様へお話しする時間を頂きました。
人生初の講演で少し緊張しましたが、聴講してくださった25名の皆様が暖かい目で見てくださり、とても和やかな雰囲気で終えることができました。

内容は以下の通りです。
①くすりを飲む前の基礎知識
○くすりの働き
○くすり(成分)は、体の中をどのように巡るのか?
○くすりの血中濃度について
○決められた量の2倍服用したり、服用回数を多くしたら病気は早く治るのか?
②くすりの種類と形
○剤形別くすりの効き方
○内服薬・外用薬
○塗り薬の使い方
○坐薬の使い方
○目薬の使い方
③くすりと仲良く付き合うために
○くすりを飲む時間について
○くすりは水やぬるま湯と一緒に飲もう
○飲み忘れをしないための工夫
④薬の副作用

○くすりは病気が治るのを助けるだけで体に悪影響を与えないのか?
○くすりの主作用と副作用について
○副作用の種類
○副作用が起きる原因
○くすりを服用した後は自分の体の状態をよく観察しよう
○副作用が心配でのみたくないんだけど・・・
○くすりの副作用が出たらどうすればいい?
⑤身近な病気
○風邪
○便秘

日頃、考えもしなかったことなどたくさんあったようで、質問の時間が過ぎても、お薬手帳を持ってきていろいろ聞いてこられる方もいたりと大盛況でした。こういったニーズがあることを確認できたので、今後も話があれば引き受け、薬剤師がどういったことができるかをアピールしていきたいです。それが地域包括ケアシステムでの薬局の仕事・役割のきっかけになっていけばと考えさせられた1日でした。

第6回 日本緩和医療薬学会年会①

第6回 日本緩和医療薬学会年会
平成24年10月6日(土)・7日(日)
開催場所:神戸国際展示場・神戸国際会議場

 「緩和医療のブレイクスルー 〜行動する薬剤師に向けて〜」に5名が参加しました。

 

多くの口頭発表・ポスター発表の演題は、鎮静・疼痛の薬剤療法とそれに伴う副作用等への対応方法に関する内容、薬・薬連携など多職種のチーム医療に関する内容が中心でした。

 

日々さまざまな事例に遭遇し、問題意識を持って事例に取り組んでいることが発表から伝わってきました。

受講したシンポジウムにおいては、緩和医療に限らず業務の中でどのような視点で精神疾患症状の訴えに携わっていけば良いのか学ぶことができました。

 

考えられる精神疾患の判断とその対策、また原因薬剤の同定などを通し、薬剤師の視点から患者または家族への説明、医師への提案で、該当患者と家族のQOLは向上されます。

全人的ケア・包括的緩和において、薬剤師が担う役割は多くあります。少しで多く携わることができるよう知識向上等研鑚していく必要があります。

我々も、薬剤師の自己満足ではなく、他職種が求めることを理解して業務に当たる必要があると再確認できました。

 

日々緩和医療の研究や実践が進化し続ける昨今、緩和医療に特化した学会に参加することによって、薬剤師の活躍が期待され、また実際活躍されている薬剤師の数の多さに驚き、とても刺激になります。

調剤薬局の入っていく余地が、緩和の領域にはまだまだあるようです。

病院医師が、病院薬剤師が、どういうことを学んでいるのか?どういうことを考えているのか?

薬局薬剤師にどういうことを期待しているのか?何をすればよいのか?と、とても考えさせられる学会でした。

 

少し長くなりますが、以下にその内容を抜粋いたします。

 

これからも様々なところにアンテナをはり、知識、技能、人格面で成長していけたらと思います。

第6回 日本緩和医療薬学会年会②

①がん診療におけるせん妄

がん診療において起こりうる精神疾患として抑うつ、不眠、せん妄などあり、中でも「せん妄」は少なくない疾患で、患者や家族・医療者にとって悪い影響をおよぼすことが知られています。

多くの医療者が知っておくべき精神疾患でもあるが、一方で見過ごされることも指摘されています。

「せん妄」は様々な因子が関与しており、単一で起こることもあるが、多くの場合複数因子が関与していることが知られています。

がん診療において起こりうる精神疾患として抑うつ、不眠、せん妄などあり、中でも「せん妄」は少なくない疾患で、患者や家族・医療者にとって悪い影響をおよぼすことが知られています。

このシンポジウムでは、「せん妄」を疑う症状の鑑別方法、起こしうる薬剤、せん妄を治療する薬剤について情報提供がありました。

 

②がん薬物療法において妥当な向精神薬の選択

向精神薬は、がん患者の不眠、不安、抑うつ、せん妄などの精神症状の緩和のみならず、化学療法・放射線療法・オピオイドによる制吐剤や神経障害性疼痛に対する鎮痛補助剤として多用されます。

しかし、オピオイド開始時に処方されるドパミンD2遮断薬を漫然と長期投与することによる錐体外路症状、BZ系薬剤の多用によるせん妄など薬剤起因性の苦痛症状を強いられている患者が存在することも現状。

よって、薬剤師は、積極的治療期から緩和医療まで広く使用される向精神薬について、薬理作用はもちろん副作用・相互作用などを熟知の上、適正使用に努める必要があります。

日々緩和医療の研究や実践が進化し続ける昨今、緩和医療に特化した学会に参加することによって、薬剤師の活躍が期待され、また実際活躍されている薬剤師の数の多さに驚き、とても刺激になります。     

 

 

③非麻薬性のオピオイド系鎮痛薬の基礎と臨床

非麻薬性のオピオイド系鎮痛薬は、古くから疼痛緩和に頻用されており、最近ではトラマドール製剤やトラマドールとアセトアミノフェンの合剤などの販売が開始されています。

ブプレノルフィンは多彩な剤形があり、状態に合わせて適切な薬剤が選択されています。

これら非麻薬性オピオイド系鎮痛薬は作用が弱いが、呼吸抑制や依存性の形成などの有害な副反応も弱い。そのため、手術後や抜歯後の疼痛を抑えるためなど、非がん性疼痛の緩和にも用いられています。

また、坐剤や貼付剤など、同一成分の薬物にも多彩な剤形があるため、用いる剤形を工夫することで鎮痛作用を効果的に発現させることも可能です。

的確にこれらの薬剤を選択することで、安全に疼痛緩和をもたらすことができます。

薬剤選択の際に、的確な情報提供を医師に行うことが在宅医療を行うにあたり重要。

 

在宅で疼痛緩和を行うにあたり、医療チーム間での連携は必須であり、その中で薬剤師の果たすべき内容は多岐に渡ると感じました。

また、薬剤師といったしばりにとらわれず他職種のニーズを的確に拾い上げ、それに応えていくことが重要であり、その中で薬剤師としての職能発揮の場を見つけ出していく必要があると思います。

第6回 日本緩和医療薬学会年会③

④招待講演『心にあふれる人との関わり』 演者 沼野尚美 先生

現場でスタッフ同士または、患者さんとの信頼関係を作っていく時の人との関わり方において、基本的な心得について、講演して頂きました。

・信頼関係を作るために大切なこと。

良い仕事をしたいと思ったら、選ばれる人になりなさい。

余裕をもって仕事をし、いち早く相手のニーズをキャッチし、少し早めに行動できれば、相手からすると、いつも大切に見守られ、大切に扱われていると思える。

解決できない問題を話されるときは、解決するのが目的ではなく、聞いてもらって楽になりたいと思っていることが多く、話を聞く側の態度によって、その満足度が変わってくる。

訪問の時には、薬だけではなく、『あなたは大切な人なんだ』というメッセージを一緒に届けて。

 

・人間関係の怒り

怒りがない人はいない。その怒りとどう向き合うか考えてほしい。

『プロ』『ベテラン』には、知識・技能だけでなれるが、それに「人格」を加えた『本物』になってください。

「人格」は、これまでにできなかったこと・苦労が多い人ほど手に入りやすい。

自分の心と向き合い、どういう人間でありたいか、どういう薬剤師でありたいかを常に考えておくことが大切です。

 

・人との関わりの心得

何もできない、声もかけられない時には、そばにいるだけでよい。

あなたは一人じゃないよと感じられることが大切。

「死にたい」という人に対して、説得してもダメ。「どうして死にたいのか」聞いてあげて、心の奥底に「生きたい」という気持ちがあることを気付かせてあげるのが大切。

職場で苦労が多い、環境が悪いという人が多いが、共に働ける仲間がいれば続けられる。

そういう仲間になって欲しい。

 

 

⑤ライブケアカンファレンス

  緩和ケアカンファレンス・ブレイクスルー

Interprofessional work(IPW)  専門職種間の共同実践

急性期には、医師を中心としたトップダウンのヒエラルキー型のチームが有効。

緩和ケアチームでは、上下関係のないラウンドテーブル型のチームが理想的。

疾患に焦点をあてるのではなく、問題に焦点をあてたアプローチをする。

 

チームが有効に機能するためには、

目標を共有すること

各自が専門的能力を発揮すること

教育課程よりも技能を重視すること

憶測を意識的に点検すること

 

チームのメンバーとして重要なもの

コミットメント(その人が果たすべき責務)

リーダーシップ(常にリーダーである訳ではなく、いつでもリーダーに代われるくらい積極的にカンファレンスに参加していかないといけない)

トラスト(信頼。自分の仕事だけではなく、それ以外にも守備範囲を広げ、それをしても、されても問題なく任せられる位の信頼関係)

第6回 日本緩和医療薬学会年会④

⑥「ケアの質向上のための地域ネットワーク構築を考える」

~地域で行われている顔の見える多職種連携のための薬剤師の活動~」

医師、病院薬剤師、保険薬局薬剤師より発表があり、岡山からは、日赤病院の森先生がシンポジストとして「岡山緩和ケア薬剤師研究会」の内容について報告がありました。

緩和ケア・在宅医療に関して、従来、薬剤師の顔が見えない・出来ることが分からないと言われます。

反面、薬剤師が積極的に関わることで、疼痛コントロール、副作用の発現状況のチェックによる処方薬の見直しに関与するなど医師・看護師の業務軽減、患者とその家族との信頼関係の構築につながっています。

薬剤師の介入が医師、看護師、患者にとって有用であることが示唆され、また、必要とされているというものでした。

 

緩和ケアを受ける場が病院・在宅を問わず、患者の立場としては差のないケアを受けたいというのが切なる希望であり、緩和薬物療法では、薬剤の適正使用のために薬剤師の処方支援や介入を含む薬学的管理が必要になることを医師、薬剤師共に求めています。

そのために、どのように関与をしていけばいいかを手探りで行っている現状報告がありました。

医師の立場から、神戸西医療・介護地域ネットワークの医師より、在宅に関わる薬剤師へのメッセージとして、

「積極的に在宅医療に関わり、顔の見える薬剤師になってもらいたい。医師や看護師の多くは、薬剤師が何が出来るのかを知らない、どのように依頼をすれば良いのか分からない」

との声も多く、もっと他職種の会に参加しアピールしてもらいたいとのことでした。

薬剤師の立場でも、積極に緩和医療の取り組んでいる県もあり、その代表として岡山緩和ケア薬剤師研究会の病院・薬局薬剤師間の研究会の発足と運営内容の報告がありました。

病院と薬局では、まだまだ差があるものの、研究会の内容が臨床現場へフィードバックできる会が出来ていることの発表がありました。

岡山緩和ケア薬剤師研究会は、同様の内容をポスターでも発表していました。

第6回 日本緩和医療薬学会年会⑤

⑦「スピリチュアルケアへの手がかり」

ケアの考え方について講演がありました。

医療のことは日常的に接してきましたが、今回、スピリチュアルケアという精神的な考え方についてのシンポジウムは衝撃的でした。

 

このテーマに薬剤師が興味を持ったことを医師や各専門家の立場から歓迎するとのことでした。

患者と接する前に、自分たちが今一度考えないといけないことが、数多くあることを示唆されました。

 

スピリチュアルケアとは、終末期に限らず人生のさまざまな場面で生きる意味を失い、自分に価値をおけなくなった人、生きることの空虚・無意味・孤独・疎外を感じ、自己の生そのものに苦しむ人のスピリチュアルペイン(=自己の存在と意味の消滅から生じる苦痛)を和らげ、なくするケアのことです。

 

現在、医療技術(キュア)は進歩してきましたが、ケアでは人との関わりをいかに大切にするかが問われています。

人々は物質的な豊かさはありますが、一方で孤立や疎外・不安を体験し、生きることの無意味・無価値から生じる苦痛に苦しんでいます。

 

日本において、スピリチュアルケアという歴史的背景が無い中で、それを誰が行っているかについて、患者からの「人生は無意味」という訴えに対しては、宗教的背景がない施設では看護師82%、医師75%と言われており、薬剤師の関与は見られません。

医療現場において、スピリチュアルケアの必要性を感じながらも、何から始めたら良いのか“手がかり”がないと感じている薬剤師が多いのが現状です。

しかし、スピリチュアルケアは、薬剤師にとって、必要性がまだまだ認知されていない、対人医療の大きな未開拓の領域です。

 

海外のことが取り上げられる中、実際には、古くから仏教の教えの中にもスピリチュアルケアという考えはありました。

スピリチュアルケアを実践するには、相手の話を良く聞き(傾聴)、勝手に判断しないで、患者の話を素直にありのまま受け入れることです(ただ、聞いてあげるだけで良いとのこと)。

気持ちを込めて接すること、専門的な話は必要なく、傍にいるだけで気持ちが伝われば患者は満足し心を開きます。

 

例えば、能や狂言の世界で付けるお面を「面」と書いて「おもて」と言いますが、その反対のうら(裏)のことを「心」と言います。

人のことをうらやましい(うらやむ)と言うことは、心(うら)が病んでいるから、その様に思うのであって、自分は自分であること今一度考える必要があるでしょう。

 

小便に行った時に、ありがとうと言う人がいるでしょうか?

透析をしている人は、小便も普通には出来ない人もいます。

自分では、出来て当たり前と思っているから感謝しないのであって、自分が当たり前と思うことを他人も出来て当たり前と勝手に決めつけているだけです。自分が出来ることを感謝し、ありがたく思うことです。

他人に求める前(ターミナルケアを行う前)に、医療に従事する者が、そのような気持ちを持たないで、良い医療は出来ません。

それができれば、そこには言葉は要りません。今一度、自分の心に問いかけてみて下さい。

 

近年、服薬に関する表現も変わってきており、患者さんが、正しく服薬することをコンプライアンス(命令・指示通りに服用)からアドヒアランス(決められた通りに服用)と変更され、最近では、コンコーダンス(インフォームドコンセントと同様な意味)と言われ、医療者と患者の間で明確な意見の一致の上で服薬するという表現をされるようになっています。

すべてが患者に決定権を与えることから、このように表現されるようになりました。

 

毎日、真剣に取り組むことも大切な反面、仕事に追われて燃え尽きることのないように(看護師の40%以上に改善が課題とされている)、臨床現場で働く医師,薬剤師など医療従事者の心身のリフレッシュ(心身の余裕)を図ることも良質の医療を提供し続けるために大変重要です。

 

在宅医療、緩和医療では、日頃から医療に従事する我々が、そのあたりを強く意識し、相手の話に傾聴し、相手を心から思いやること、互いに信頼し合うことができなければやるべきではないと感じました。

 

認知症におけるアリセプトの薬学管理と服薬指導における留意点 平成24年10月全体研修

今回の全体研修会はエーザイ株式会社を講師に招き、認知症と薬剤について講義して頂きました。
アルツハイマー型認知症だけでなく、レビー小体型、前頭側頭型など認知症の原因となる病は多々あり、各々特徴的な症状があることを画像を交えて教えて頂きました。

また我々薬剤師が薬歴を書く時の9つのポイントをPEACS方式での例を挙げていました。
この講演でアリセプトを服用して変化が無いということは効果が出ているということ、効果発現までには3カ月くらいかかることなど知識の再確認が出来ました。
また今回は最後に実際の窓口で認知症と思わしき患者さんへの対応をグループディスカッションを通して学びました。
これから更に多くなるであろう認知症、患者さんやご家族が少しでも楽に過ごせるよう我々薬剤師がより良い薬の情報をお伝えしなければなりません。