第6回 日本緩和医療薬学会年会④

⑥「ケアの質向上のための地域ネットワーク構築を考える」

~地域で行われている顔の見える多職種連携のための薬剤師の活動~」

医師、病院薬剤師、保険薬局薬剤師より発表があり、岡山からは、日赤病院の森先生がシンポジストとして「岡山緩和ケア薬剤師研究会」の内容について報告がありました。

緩和ケア・在宅医療に関して、従来、薬剤師の顔が見えない・出来ることが分からないと言われます。

反面、薬剤師が積極的に関わることで、疼痛コントロール、副作用の発現状況のチェックによる処方薬の見直しに関与するなど医師・看護師の業務軽減、患者とその家族との信頼関係の構築につながっています。

薬剤師の介入が医師、看護師、患者にとって有用であることが示唆され、また、必要とされているというものでした。

 

緩和ケアを受ける場が病院・在宅を問わず、患者の立場としては差のないケアを受けたいというのが切なる希望であり、緩和薬物療法では、薬剤の適正使用のために薬剤師の処方支援や介入を含む薬学的管理が必要になることを医師、薬剤師共に求めています。

そのために、どのように関与をしていけばいいかを手探りで行っている現状報告がありました。

医師の立場から、神戸西医療・介護地域ネットワークの医師より、在宅に関わる薬剤師へのメッセージとして、

「積極的に在宅医療に関わり、顔の見える薬剤師になってもらいたい。医師や看護師の多くは、薬剤師が何が出来るのかを知らない、どのように依頼をすれば良いのか分からない」

との声も多く、もっと他職種の会に参加しアピールしてもらいたいとのことでした。

薬剤師の立場でも、積極に緩和医療の取り組んでいる県もあり、その代表として岡山緩和ケア薬剤師研究会の病院・薬局薬剤師間の研究会の発足と運営内容の報告がありました。

病院と薬局では、まだまだ差があるものの、研究会の内容が臨床現場へフィードバックできる会が出来ていることの発表がありました。

岡山緩和ケア薬剤師研究会は、同様の内容をポスターでも発表していました。

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