第6回 21世紀医療門題分析研究会 参加報告

第6回 21世紀医療門題分析研究会
2012年11月9日 11:00~13:00
会 場:アルカディア市谷
講 師:亀井 美和子氏(日本大学薬学部 実践薬学系 医療コミュニケーション学研究室 教授)
テーマ:「薬局薬剤師の情報提供のあり方」

21世紀医療問題分析研究会(矢野経済研究所)に参加させて頂きました。
内容を簡潔に報告いたします。

 

薬局満足度に影響するものは、第一に薬局・薬剤師の対応や情報管理が求められ、次に建物の構造や待合いの快適感などである。
交通の便、時間の利便性は、満足感につながるとは限らない。

住民の医薬分業への意識は、「手間がかかるだけ」や「手間に見合うものを求める」との回答が70%程度ある。
薬局・薬剤師に対する意見も不満足が71%もあるのが現状である。

満足感につながる意見のほとんどは対応の仕方(人に関わること)であり、いかに重要か考える必要がある。

薬の説明などの他に日常的なコミュニケーション、継続的なフォローなどが、非常に重要である。

今後、薬剤師は、セルフメディケーションにも積極的に関わり情報提供コミュニケーションするようにしていくべきではないか。

 

今後、医師の処方に対し、薬剤師はモニタリングを行い、患者を管理し、価値のある情報を医師へ提供することが求められる。
カウンセリングしていくためのプライバシーに配慮した個室なども検討していく必要がある。

薬歴簿による重複・相互作用を管理できることは、安全性確保には必要でも患者からは見えにくい業務である。

疑義照会の頻度とその結果については、2~3%程度の疑義しかされていない。
ただし、疑義照会された70%近くが処方変更されていたことも考えておく必要がある。

 

まとめると、医薬分業や薬局に対する社会の評価は低いのが事実である。
薬剤師はプライマリ・ケアの担い手として、薬局を有効に活用することが必要な時期に来ている。

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