日本臨床腫瘍薬学会 学術大会2013 参加報告

平成25年3月16〜17日東京で開催されました日本臨床腫瘍薬学会 学術大会2013に参加しました。

例年通り病院薬剤師の参加者が多い中、いろいろな講演・口頭発表・ポスター発表を聴講しました。
まず、厚生労働省の医政局長通知(医政発第0430第1号)後の薬剤師業務の変遷(特に病院での薬剤師病棟常駐)に大変驚きました。薬剤師の専門性を発揮していけば、スキルミックスが進み、既存の医療リソースでより良い医療が提供できると思います。しかし、この工程には医師に認められる薬の知識・エビデンス、そしてチームの一員として輪の中に入っていく積極性・協調性が必要で一長一短ではできない大変な事だとも感じました。
また、病院薬剤師と保険薬局との連携(薬薬連携)についての話が様々な講演で取り上げられていました。①2012年の国民医療費使用薬剤金額第1位が抗腫瘍薬②新しい経口抗がん薬が次々発売③がん化学療法が外来に移行しつつある今、薬薬連携の必要性を薬剤師は感じており「どうやって薬薬連携を進めていくか」「どういうふうに進めている」という各地域の取り組みを知り大変勉強になりました。

今回は臨床腫瘍薬学会でしたが、特に腫瘍に限らず問題点は同じで⑴薬剤師の自己研鑽⑵各々の立場でのチーム医療に参加する積極性⑶薬薬連携に対する取り組みだと思います。

最後に、ある大学病院の乳腺科の医師が講演の中での私見として「薬剤師が変わるとがん治療新時代が訪れる」「CDTM(共同薬物治療管理)はぜひ進めるべき(だが責任の所在を明確にしないと進みにくいが…)」と大変私にとって励みとなるコメントをされていました。明日からまだまだ努力あるのみと痛感できた学会でした。

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