日本在宅薬学会認定薬剤師研修セミナー 研修報告

遅くなりましたが、2015年1月18日(日)、
大阪で開催された「日本在宅薬学会認定薬剤師研修セミナー」へ参加してまいりました。
今回の研修テーマは、「リウマチ・膠原病」でした。
はじめに、株式会社ダイゴ取締役副社長/日野記念病院 リウマチ・免疫膠原病外来/京都大学病院 免疫・膠原病内科 学外非常勤講師
の川端大介先生から「薬剤師が知っておきたい膠原病 ~ステロイドと免疫抑制剤に強くなる~」、
そののち、さかい薬局グループ統括本部長の酒井恵玲奈先生から「リウマチ患者さんへのジェネラリスト薬剤師としての関わり方 ~入院・外来・在宅での支援を考える~」以上2つの講義を受けました。
【聴講内容】
・リウマチ膠原病内科の診療疾患は、
 1)リウマチ性疾患(痛風、ベーチェット病など)
 2)膠原病(関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなど)
 3)自己免疫疾患(1型糖尿病、重症筋無力症など)   が挙げられる
・膠原病の原因は現在でもなお不明な点が多い
・「膠原病を治療する」=「異常なリンパ球の働きを抑えて臓器の炎症を鎮める」
・薬物治療について
 膠原病治療は必ずしもステロイドを用いるとは限らない
 関節リウマチは10mg/日以下でコントロールする
・合成ステロイド薬について 
 プレドニゾロン30mg/日以上で「中等量」とみなされ、長期投与で副腎機能の低下が不可避
 高用量使用者に多い副作用は、感染症、糖尿病、クッシング様外観、不眠 など
 骨折リスクはビスホスホネート製剤での治療を開始することで52,8%減少する
・服薬指導のコツ
 「あなたの薬物治療についてずっと見守っていきますよ」という姿勢を見せることが大切
・薬の足し算・引き算
 相互作用のチェックも大切ではあるが、服薬アドヒアランスを維持するためにも、中止・休薬できるものがないか
 常にチェックすることも大切である
・首の痛みで服薬が難しいかたには、空カプセルへ薬を充填して配薬するの工夫
・リウマチ体操や自助具の活用
・誠実なあいさつ(投薬前の自己紹介)
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質疑応答でも活発な意見交換が行われ、有意義な研修会となりました。
とくに、関節リウマチは内服薬の種類もさることながら、生物学的製剤の選択も近年積極的に実施されるようになりました。
基礎をしっかり固めて、日々の業務に今回の研修内容を活かしていければ、と思った日曜日でした。

 

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