玉島薬剤師会 薬薬連携勉強会 参加報告

平成27年2月26日(木)、
玉島薬剤師会主催の薬薬連携勉強会「がん(性)疼痛の治療と在宅連携」に参加いたしました。
講師は川崎医科大学臨床腫瘍学・同附属病院臨床腫瘍科 山口佳之先生でした。
【聴講内容】
≪アブストラル舌下錠≫
・レスキュードーズに用いるフェンタニル製剤
・速い効果発現と短い作用時間が特徴のROO製剤
 ⇒予測できない突出痛に非常に有用
≪疼痛緩和のABC≫
・緩和ケアは「グラウンド0」の治療⇒医療の基本
・治療目標は
1)睡眠時間の確保→2)安静時疼痛の消失→3)体動時痛の消失 の順に設定する
≪がん(性)疼痛でのチェック項目≫
・日本は世界各国にくらべて医療用麻薬使用量が少ない
 ⇒患者・家族、医療従事者が医療用麻薬に対する偏見をもっていることが原因
≪各論≫
・ベースだけではなく、レスキューもタイトレーションするべきである
・予測できる突出痛にはオプソ、オキノームなどのSAO製剤を、
 予測できない突出痛にはアブストラル(1日4回以内)というようにレスキューを使い分ける
・悪心・嘔吐は発現後1~2週間で耐性を生じる
 制吐剤は最長2週間で中止しないと錐体外路症状であるアカシジアが発現するので、
 疑義照会のタイミングを逃がさないこと
・疼痛緩和補助薬として
1)刺すような痛み:リリカ、ガバペン など
2)締め付けられるような痛み:トリプタノール など
 を用いることもある
≪在宅医療連携≫
・『大切な時間』を『大切な場所』で過ごしてもらうこと、『最期』を『希望する場所』でむかえていただくこと
 この2つが緩和ケアにおいて大切なこと
・医療従事者が在宅移行へのハードルを高くしてはいけない
 医療従事者こそ意識改革が必要である

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「緩和ケア」というなにやら字面からして敷居が高い・・・そんな印象をお持ちの方は多いと思います。
ですが、結局は外来業務と同じように「患者さまの笑顔のために」できることを考えることが大切なのだと
思いました。
オピオイドの種類や特徴、オピオイド・スイッチを理解しつつ、他職種・多職種との連携につながるような業務を
しなくては!!と痛感しています。

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