求人を選ぶならどっち?薬剤師【紹介予定派遣】【通常派遣】の違い!

転職でのリスクを最小限に!【紹介予定派遣の薬剤師】として働くメリット、知っていますか?

【1】
転職を考えている薬剤師は
知っておきたい「紹介予定派遣」

あなたは「紹介予定派遣」をご存じでしょうか。紹介予定派遣とは、言わば「お試しとしての派遣勤務」のようなもの。まだ認知度が低いものの、転職を考えている薬剤師や、派遣から正社員への切り替えを考えている薬剤師にはメリットが多く、ぜひ知っておきたい仕組みです。
今回は、紹介予定派遣の仕組みやメリットについて紹介します。

【2】
紹介予定派遣の薬剤師とは?

紹介予定派遣の薬剤師とは?

まずは、紹介予定派遣の仕組みを確認しましょう。

紹介予定派遣とは、派遣先に直接雇用されることを前提とした派遣契約です。
派遣期間(最長6ヶ月)ののちに、双方の合意が得られれば、そのまま直接雇用となります。

紹介予定派遣の流れ

派遣会社に登録

派遣会社と面談

求人紹介

応募

派遣として働く(最長6ヶ月)

双方の合意で直接雇用

一定期間、派遣社員として実際に働くことで、その企業や薬局などに直接雇用される前に、仕事や職場を体験できます。なお、派遣社員として勤務する期間でミスマッチを感じた場合は、直接雇用を断ることも可能です。

紹介予定派遣と通常派遣との違い

紹介予定派遣は、上記のような前提での派遣であることから、通常の派遣とは以下のような点が異なります。

紹介予定派遣と通常派遣の違い

  • 紹介予定派遣は就業前の書類選考や面接が可能
  • 通常派遣:派遣先による就業前の選考は禁止。
    紹介予定派遣:派遣先による就業前の選考が認められている。
  • 紹介予定派遣の方が派遣期間が短い
  • 通常派遣:最長で3年間の勤務が可能。
    紹介予定派遣:派遣としての勤務は、最長でも6ヶ月。
  • 紹介予定派遣は派遣期間中でも直接雇用できる
  • 通常派遣:契約期間中に直接雇用することは契約違反。
    紹介予定派遣:契約期間の途中でも直接雇用に切り替え可能。

紹介予定派遣と試用期間との違い

マッチングを確認する期間という意味では、紹介予定派遣と、入社後の試用期間も、似ているように思われます。この2つも比較してみましょう。

紹介予定派遣と試用期間の比較

  • 期間
  • 正社員の試用期間は、一般的に3ヶ月〜1年程度。対して、紹介予定派遣は、派遣としての勤務は、最長でも6ヶ月。様子を見る期間としては、どちらも同等と考えてよいでしょう。
  • 雇用主
  • ただし、同じような「様子を見る期間」でも、その期間中の雇用主は、それぞれ異なります。正社員の試用期間は、正社員として就職した会社が雇用主ですが、紹介予定派遣の場合は、派遣元の会社が雇用主となります。紹介予定派遣の派遣期間中の勤務条件などの判断は、派遣先ではなく派遣元にあるので、その点は安心と言えます。
  • その他
  • 正社員になれる可能性は、すでに正社員として採用されている「試用期間」の立場と比較すれば、紹介予定派遣のほうが低くなってしまいます。
    なお、紹介予定の派遣期間終了後には、試用期間が設けられることはなく、すぐに正式な雇用となるのは嬉しいポイントです。

勤務先とのマッチングを、入社後ではなく、あくまで入社前に確認できるという点が、紹介予定派遣の特徴と言えるでしょう。

【3】
紹介予定派遣のメリット

紹介予定派遣のメリット

紹介予定派遣がどのようなものか、おおまかなイメージはついたでしょうか。
次は、紹介予定派遣の薬剤師として働くことのメリットを、以下で紹介していきます。

職場の実状を体感してから入社を判断できる

なんと言っても最大のメリットは、入社前にマッチングを確認できるという点です。

通常、就職を検討している職場の雰囲気や業務内容などは、企業のWebサイト、求人票、面接などで情報を得ることになりますが、実際に働いてみないとわからないことは、数多くあります。就職してからすぐに「こんなはずじゃなかった」と公開するのは避けたいものです。

その点、紹介予定派遣なら、実際に働いて業務や職場の雰囲気を体感してから、直接雇用契約を結ぶかどうかを判断できます。百聞は一見にしかずとは言いますが、失敗のない転職のためには、非常に有効な仕組みと言えます。

正社員より給与が高いことも

必ずではありませんが、派遣の薬剤師求人は、正社員よりも給与が高いことがあります。

派遣薬剤師の採用は、正社員薬剤師の採用よりも、広告費や人件費などのコストが抑えられます。また、ボーナスが不要であることや有期雇用であることなどから、浮いたコスト分が、給与に充てられることも多いのです。

同様に、紹介予定派遣も、派遣として勤務している期間、好待遇で働けることとなります。
お試し勤務のような期間でありながら、給与も充分なら、活用しない手はないでしょう。

未経験でも挑戦できるケースがある

紹介予定派遣は派遣会社を通しての応募となるため、通常では未経験での応募が難しい企業でも、未経験者の応募を受け入れてもらえるケースがあります。
気になっていながら挑戦できていなかった新たな職種があるなら、チャレンジできるよい機会になるかもしれません。

派遣会社のサポートがある

直接雇用への切り替えが完了するまでは、あくまで派遣社員なので、通常派遣と同じように、派遣会社のサポートを受けられるという点も、ひとつの魅力です。

派遣会社の研修やアドバイスといったバックアップがある分、安心して働けるでしょう。
また、派遣社員として働いている間は派遣会社の福利厚生を利用できます。

直接雇用の際にも、派遣会社が条件交渉を代行してくれるので、ぜひ納得できる条件での就職を叶えましょう。

自己PRが苦手な方にもおすすめ

書類や面接だけではアピールしきれない自身の魅力を、実際の仕事を通じてアピールできるというのも、紹介予定派遣の大きなメリットです。

もし、書類や面接での自己PRに対して苦手意識があるなら、一般的な応募ではなく、紹介予定派遣を活用して就職を狙うのも戦略のひとつでしょう。

直接雇用を辞退した場合もリスクは少ない

紹介予定派遣として勤務した結果、直接雇用に至らないケースもあります。しかし、その際も、派遣会社がまた別の派遣先を見つけてくれるので、あまり心配する必要はありません。
一般的な就職活動では、雇用契約に至らなかった場合に、また振り出しに戻って応募先を探さなければなりません。それを考えると、紹介予定派遣は、ミスマッチ時のリスクが少ない就職活動の方法とも言えます。

病院での派遣薬剤師としての勤務が可能

病院や診療所は、基本的に派遣薬剤師の業務は法律によって禁止されています。しかし、
紹介予定派遣の場合は例外に当たるため、病院での勤務が可能となります。
もちろん、直接雇用に切り替わったタイミングで、派遣社員ではなくなりますが、「今は派遣だけど、病院で働きたい」「病院は未経験だから、派遣から入って就職のチャンスを得たい」と考えている方は、紹介予定派遣を上手く活用するとよいでしょう。

【4】
紹介予定派遣の注意点

紹介予定派遣の注意点

このように、紹介予定派遣はメリットの多い仕組みです。しかし、少し注意しておきたいこともあります。

最終的に直接雇用が成立しない場合も

雇用契約を結ぶ前に職場とのマッチングを確認できることは、紹介予定派遣の大きな魅力です。しかし、裏を返せば、派遣先の職場からも、自分の仕事振りを確認・評価されるということです。
直接雇用の最終的な判断は、派遣社員側から断ることができると同時に、派遣先企業から断られ、直接雇用されない場合があることを理解しておきましょう。

なお、直接雇用を断る場合は、契約社員側も、派遣先異形も、相手方に理由を伝えることが決められています。
直接雇用後に、短期間での退職などに繋がってしまうと、お互いにとってメリットになりません。マッチングに不安を感じた場合は、正直に担当コンサルタントに相談しましょう。

直接雇用の際、正社員採用とは限らない

紹介予定派遣の条件は、あくまで「直接雇用」であり、雇用形態の決まりは特にありません。企業によっては、直接雇用の際に、正社員としての雇用ではなく、契約社員やパートとして雇用される場合もあります。

直接雇用の希望形態は、派遣される前に、あらかじめ派遣会社の担当のコンサルタントに伝えておいた方が安心です。

直接雇用の際、契約条件が変わる場合も

派遣期間中は、労働時間や賃金などの契約条件は、派遣会社との雇用契約となりますが、直接雇用後は、就職先企業と雇用契約を結ぶことになります。条件によっては、派遣勤務期間より、待遇が悪くなる可能性もあります。また、派遣会社の福利厚生も受けられなくなります。

必ずしも希望が通るとは限りませんが、直接雇用後の労働時間や給与、福利厚生待遇などの希望条件も、派遣会社の担当コンサルタントに事前に伝えて、交渉に備えてもらいましょう。

【5】
薬剤師が紹介予定派遣で働くには?

薬剤師が紹介予定派遣で働くには?

ここまで、紹介予定派遣の仕組みや特徴を紹介してきました。
それでは、実際に紹介予定派遣で働くには、どうすればよいのでしょう。
次は、薬剤師の紹介予定派遣に強い派遣会社と、応募時に気をつけることを紹介します。

紹介予定派遣の求人に強いエージェント

紹介予定派遣の求人数は、派遣会社や時期によっても異なりますが、一般的な求人や派遣ほど多くの数は存在しません。また、薬剤師という専門的な職業の場合は、派遣会社がどのくらい業界のことを理解しているかによっても、派遣紹介の精度が異なってきます。
そのため、希望に合った質の良い求人を見つけるには、以下の2点を押さえておく必要があるでしょう。

  • 薬剤師に特化した派遣会社を利用する
  • 紹介予定派遣の求人を多く扱っている派遣会社を利用する

薬剤師に特化した求人や派遣を扱う会社のなかでも、ファルマスタッフは、紹介予定派遣の求人が多いようです。

2021年9月末時点で公開されている紹介予定派遣求人数を調べてみても、該当数0件の求人サイトがほとんどのなか、ファルマスタッフは圧倒的に多く扱っています。
(紹介予定派遣求人数:2021年9月25日時点)
ファルメイト:39件
日経DIキャリア:16件
ファルマスタッフ:282件

ファルマスタッフは、派遣スタッフの教育体制や待遇など、サポートが充実しているのも特徴です。
無料で利用できるので、紹介予定派遣が気になる方は、まずは相談だけしてみるのもよいでしょう。

選考の準備をしっかりと!

紹介予定派遣は、企業側としては、自社で雇用することが前提の受け入れとなるため、通常の派遣と比較して、契約までのハードルも高くなります。多くの場合、選考のプロセスが挟まれるので、自身のスキルやアピールポイントを十分に企業へ伝えられるよう、準備しておきましょう。

先で紹介したファルマスタッフのように、コンサルティングにも強い派遣会社を利用して、事前に第三者にアドバイスをもらうのも有効です。

【6】
まとめ

今回は、紹介予定派遣について紹介しました。
紹介予定派遣は、以下のような薬剤師にとって、魅力的な仕組みといえるでしょう。

  • 直接雇用を目指しているが、すぐには難しい、または派遣で助走をつけたい薬剤師
  • 人間関係など、事前に見極めにくい問題で、転職に失敗したことがある薬剤師
  • 未経験分野に転職したい薬剤師

転職を考えている薬剤師の方や、派遣から正社員への切り替えを考えている薬剤師の方は、ぜひ、紹介予定派遣を活用した就職活動を検討してみてはいかがでしょう。

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